2017/10/03

私がフリーランスになってから行なった手続き

さて、私は 2017/08/10 からフリーランスのエンジニアになった訳ですが、その際の手続きを残していこうと思います。
これはフリーランスになりたい人向けの先人のログです。
もちろん当時の状況を反映したものなので、貴方がフリーランスになる時は話が違うかもしれませんが、それは御愛嬌。


はじめに

まずフリーランスという単語ですが、特定の組織に所属しないという意味だそうです。
なので法的には個人事業主という立場になる場合が多いと思います。


個人事業主になるには

税務署に開業届を提出します。
開業freeeなどを使うと質問に答えるだけで開業届を作成してくれます。便利。
これを所轄の税務署に提出すればあなたも個人事業主。
ただし、今まで会社が行なってきた税金や保険や年金の支払いを自分で行う必要があります。


確定申告と会計ソフト

まずは税金について。個人事業主になると確定申告が必要になります。

確定申告は、収入や経費などを計算して所得税を計算し、それを収めることらしいです。
確定申告には白色申告と青色申告があって、青色の方が複雑な分65万円分の控除が受けられるようです。
また、青色申告をしますよ、という事前届けが必要。
ちなみに開業freeeでは青色申告の申請書類も作ってくれるので便利。
青色申告をするためには開業後から一定期間内に提出する必要があったはずです。
私は開業届と一緒に提出したので気にしていない。
なので青色申告の申請書類も税務署に申告ですね。

流石に自分で帳簿をつけたくないので会計ソフトを使うことにしました。
使うのは freee 。開業freee でお世話になりましたからね。


健康保険

会社にいた時は、会社の健康保険で通院費用負担が3割でした。
しかし個人事業主は全額負担しなくてはなりません。これは恐ろしい。
それを回避するために誰でも入れる国民健康保険があります。
計算すると場合によっては結構高くなる場合もあるらしいです。

別の手として、会社に所属していた時の健康保険を継続する方法があります。
任意継続呼ばれるもので、2年間だけの制限付きですが同じ健康保険を続けられます。
ただ、会社時代は会社が半分保険代を出していたので、負担額は倍になります。
しかし、病院代全額負担にはかえられない。
任意継続申請の期限は退職日から2週間以内なので早めに動いた方が良いです。

ドワンゴでは、関東ITソフトウェア健康保険(ITS)に加入していました。
エンジニアの初任給は30万円だったので、それに対応する等級だと 25k とか。

私は任意継続を選びました。
ある意味、2年後にまた今後どうするか考える機会が発生することになります。
退職時に貰った書類を提出して口座振り込みで任意継続は完了。

なお、保険証は一旦返却するので、保険証が存在しない恐怖の2週間が存在します。


国民年金

年金などの手続きも自分でやる必要があります。
これも退職から2週間以内。手続きを行うのは市町村役場。
離職表などを持っていく必要があります。
ちなみに私の退職日は 08/09 なのですが、厚生年金は7月まで加入扱いで、8月から国民年金という形になります。

ねんきんネットで手続きできるかと思いましたが、項目が無い。
担当の年金事務所に電話したら、窓口での対応になるとのことでした。

ということで年金事務所へ。

  • 身分証明書
  • 年金手帳
  • 離職票
を持っていきました。

国民年金への切り替えとして「国民年金被保険者関係届書」を作成して提出しました。
これで切り替えはOK。この手続きには身分証明書と年金手帳のみでOKでした。


国民年金保険料免除(失業時)

切り替え自体はこれで終わりですが、担当者から失業時の保険料免除について教えてくれました。
学生特例制度みたいなものですね。
年金を納めなくて良いのは同じですが、免除になると半額を国が出した扱いにしてくれます。
学生特例制度だと受給期間だけしか増えないのでこれは大きいですね。
失業時は前年の所得を減らして計算するそうです。
あと、人によっては失業保険とかも受けられると思います。
有効期間は1年間。16k * 12 は大きい。申請しました。
結果が出るのは二ヶ月後とのこと。


まとめ

フリーランスになってからの方が社会制度とかをいろいろと知った気がします。
やはり必要になると人間調べるものです。
あと、世の中は知らないと損をすることが多い。
また、こういう制度もあるよ、という助言はいつでも歓迎です。
この記事が、フリーランスになりたい貴方の参考になれば幸いです。


おまけ: 毎月かかる費用

さて、一応書いておかねばならないのは出費。
開業届けに関しては費用はかかりません。
健康保険は月 25k ほど。これは収入に対して比例するので増減します。
国民年金は月 16k ほど。これは固定。
両方とも前納制度とかがあるのでちょっとお得になる時もあります。
税金は収入次第。

ということで、私だと毎月40kくらいが無くなります。
その分も踏まえて仕事ができるとうれしいものです。

なお、この記事を書いている 2017/10/03 時点ではフリーランスを続けられています。頑張ってる。


参考

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